2010年4月30日金曜日

軽井沢絵本の森美術館 ピクチャレスクガーデンオープン間近

ポール・スミザーのピクチャレスクガーデンがとうとう完成したらしい。宝塚もすごく楽しかったし、5月29日には生スミザーが拝めるかもしれない。講座に申込むかな。

2010年4月22日木曜日

戦う司書

扱いに困る作品。世界観が独特で、明らかに善人じゃなさそうな主人公たちの謎めいた悪行(?)。そのわりに最後の盛り上げ方は少年漫画の王道というか、うしおととら?という熱さと涙もろさ。何かしらアンバランスな感じが困る。大人、ともいいきれないこの感触が、困る。
楽しくないかと言えば、楽しかったけど。ミレポが可愛かった。キャラなのか、声優なのか判断着かず。しかしかの声優アワードを受賞したこの声優を、僕はかんなぎのころから好きではあるらしい。

2010年4月16日金曜日

日田散策(3)

11時にチェックアウトして日田付近へ。初めての3組相乗りとなったため気を使って早めにフロントへ。
実際には、11時15分近くまで、待たされる事になった。
私たち以外の2組のうち1組は女性一人。この宿に泊まる事を自分へのご褒美としている女性がいると、インターネット上で見たな、などと思う。
もう一組は、離れの露天風呂付き部屋に宿泊したカップル。
実はこの1組は10時50分過ぎにフロントへ電話をしてきて、急遽相乗りに参加することとなった。この旅館は11時をチェックアウト時間としているため、かなりバタバタな状態と言える。車中で男性が「ゆっくりしすぎてしまいました」と言い訳らしいことを口にしていて、それがおかしかった。未だ婚姻関係にはないらしいカップルが、露天風呂付きの離で「ゆっくりしすぎて」チェックアウトぎりぎりの時間になってしまい慌ててフロントに連絡したものの、「身支度」が10分程度で終わるはずもなく、と楽しげな事が想像される。
淫靡なというより、微笑ましく感じたりするところに、自分のおやじ度を感じたりもした。

また豆田町からスタート。イグサブティックはかなり残念な感じ。わからなくはないが、イグサが少ないし、置いているものが高すぎる。
妻はもう一度薫長酒造へ行って、甘酒を試飲。
ノンアルコールで飲みやすく、旅館の物には劣るが、かなり美味しい。
妻は自分が飲める「酒」が手に入り上機嫌。
前回行き損なった大分の物産を取り扱うところへ行き、すっかり気に入ってしまった柚子胡椒を買い求める。ここの柚子胡椒は有機栽培の柚子を使用していて、なんだか分からないが塩辛くなく、すっきりした辛さと強烈な柚子の香りが特徴であるとか。柚子の皮を通常より贅沢に使用した「極極上」なるものを購入した。

豆田の町をゆっくりと南下しながら、前回は開いていなかった店店を見て回る。妻は竹で編み上げたかごを購入した。彼女はこういった植物を編み上げた細工物に非常に弱い。
豆田の町が途切れたあたりから市庁付近へ方向転換する。
ふらふら歩いていると野良らしい犬がとことこと歩いてきた。
そういえば野良犬って最近見ないなあ、と思っていたら、妻は未体験であったらしく興奮気味。
意外と可愛らしかったので写真に収めた。
市庁付近の焼きそば屋(天龍)で昼食をと思ったが、休み。
かなり遠くなるが、線路向こうの焼きそば屋まで歩くことにした。
日田はラーメン文化ではなく、焼きそば文化なんだと、前日迎に来てくれたに宿の人に教えられていた。折角なので食べて帰りたい。

日田の町を東西に横断してたどり着いた焼きそば屋(泰勝軒)はかなりこじんまりしていて古めかしく、ガイドブックにそれと書いていなければちょっと入るのを躊躇しそうなお店。
中では年配のご夫婦が暗い照明の中で働いており、厨房がかなり広い。よく見ると店は肉屋を兼ねていて、おそらく広いスペースで肉をさばいているのだろう。店の売りものが地鶏のたたきであるのもうなずける。
私たちはスタンダードに焼きそばを注文。もやしがシャキシャキしていて、そばがパリパリしていて、もやし好きの私は満足したが、妻は「そばが固く固まってるところがあった。美味しかったけど、あの値段はとりすぎ。」と辛口。
まあ、でも日田を堪能した気分は十分に味わえた。

帰りは日田から高速バスに乗って一気に空港へ。
なんとなく二度と日田には来ないような、来る理由が無いような気がした。
もしも来ることがあっても、小鹿田焼古陶館のおばあさんには二度と会えないのではないかと、どうという事もないのだけどしんみりした。
実は友人が日田に住んでいるはずで、今回はあえて声をかけなかったのだが、彼女はこの土地で、どんな暮らしをしているのだろうか、普通に考えれば、彼女が日田を離れることはなさそうだし、私も日田に来ることがなさそうであるならば、生涯会わないことも十分にある事なのだな、などと余計なことも思ったりした。
空港までは早かった(ゆふいんの森号は、本当に実用的ではない)。
ずいぶんと早く空港へたどり着いたが、疲れきっていたので、搭乗口付近でダラダラと休んで帰った。
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5日目の朝食

最後の朝食。


このサラダ、ドレッシングが味噌を利用したと思われるオリジナルドレッシングだったり、クルトンとして使われている赤白黄色のキューブは、野菜を利用して作ったものだったり(これがとても美味しい)、最後までうならせてくれるものばかりです。

相変わらず容赦ない分量。

最後のコーヒーまで美味しく頂きました。
本当にお世話になりました。
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2010年4月15日木曜日

四日目の夕食

実はこの宿のメニューは月替わりであって、これまでの三日間はそれとは違う特別メニューであったことを、この時点で初めて知った。なので、今夜だけはお品書きがある。

ホタルイカとタケノコと・・・あとなんだっけ?もろもろの前菜と食前酒の甘酒。
妻があまりにも美味しいというので中居さんに聞いてみた。
「この甘酒は、どこかで購入出来るものですか」
「いいえ、こちらで作っているものなので、どこかで売っているというものではございません」
やっぱり?ていうか甘酒まで作ってるんですか!?

湯葉豆腐。

すっぽん汁(焼きネギと春蘭、焼き豆腐、あとは謎)

お造り。一番右は、なんとゆず醤油。



白魚と・・・とにかく卵とじ

4日間本当にご馳走様でした。

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日田散策(2)

前日から「明日は一日宿に居ます」などと言っていたのに、急に出かけたいと、妻が。フロントへ出かけると言いに行くと、明らかに普段は送り迎えなどしていないであろう男性が、送ってくれた。なんか、前の会社の所長に似ている感触。恐縮だが仕方なし。

駅から見て南側、バスセンター付近の八重桜。まだ咲き誇っていた。
緑が混ざっているこういう状態のほうが、色合いとしては美しいと私は思う。

とても寒い日で、何故か鳩が石垣に群れてうずくまっていた。

まずは小鹿田焼古陶館。
普通の民家らしい建物のに不安を覚えつつ中へ入ろうとしたら、開いてない。
呼び鈴などを鳴らし続けると、隣の家から腰の曲がったおばあさんが出てきた。
「開いていると思っていたのに、すみませんね」と言いながら開けてくれる。
受付を済ませて、あとは勝手に見ようかと思っていたら、なんだか我々のそばに来て、あれこれと教えてくれる。この話が意外に面白い。このコレクションは、ご主人が収集されたこと、雑器なので古いものがあまり残っていないことや、作られている瓶たちの底面積が大きさに比して狭いこと、そのため、力のない女でも傾けて内容物を注ぎやすく、移動も容易であることなどを一つ一つの作品見ながらお話してくれる。さらには、展示品をひょいと手にとり、傾けながら言う。
「ほら、こんなに大きな瓶なのに、こんなに楽に動くんですよ。触ってみてください。」
「いいんですか。」
「主人がね、雑器なんだから、使うものなんだから、触らないとわからないだろうって、それでこんな風に展示しているようなんですよ。どうぞ。」
確かに軽く動く。持ち上げてみてもあまり重くはない。粘土は整形するときに、自身の重さで下のほうへ集まってしまう傾向がある。すると下の方が重くなる。これを避けるために、縛りながら整形するとか、何らかの工夫を施しているものらしい。「詳しくはないのですけど」と付け加えながら教えてくれた。
妻はこういった触るものがとても好きで、いつまでも傾けては動作の軽さを確かめていた。
ご主人は、残念ながら他界されたらしい。奥様はご主人の話をするときにとても懐かしく、親しみを込めて話す。その乙女な様子が少し、胸に迫るものがあった。
醤油の原次郎左衛門へ。くさみがない唯一の魚醤、鮎魚醤と、金山寺味噌を購入。
妻が熱狂した道具屋。使用済みの錆びたフックや洗濯バサミが売られていた。
奥がその世界では有名であるらしい押し花の館。
ほとんど立体。嫌いじゃない感じだけど、おばさんが集まっていたので妻は気に入らなかったらしい。

この後、旅館街をぐるっと見て回って、再び駅前のミスタードーナツに入り、暖かいカフェオレを飲んだ。
横で商品先物を本日中に取引させようとして、一組の男女が地元の男を囲んで説得し続けていた。
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4日目の朝食


もはや全体像を捉えるのが困難な朝食たち。

ひきわり納豆は基本的に好きではないのだが、ここのは美味しかった。

ここで使用している醤油は、甘口濃口など変幻自在。聞いてみたらやっぱりいろいろとブレンドしてオリジナルの醤油を作っていて、料理にあわせて出しているらしい。手間のかけ方が違うんだよね。
私たちが小鹿田焼の里に行ったと聞いたからか、器に小鹿田焼を使用したものが多い。
従業員に聞いたら、器は殆どが有田だと言っていたので、意識しているのだろう。

朝食後の残骸たち。間違っても昼を食べてはいけない。
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2010年4月14日水曜日

三日目の夕食


鯛の昆布締めとウニといくら、水菜の和え物 (だっけ)

タケノコと春蘭かな。ものすごく美味しい汁物。

馬刺。馬刺って、こんな味だったっけ??と舌を疑うような美味しさ。

たしかあんこうの料理。だんだんと意識が朦朧としてくる。

いさきのなんとか。いさきの間になにかモチモチした穀物系の混ぜたものを挟み込んで、緑色の味噌と一緒に焼いたもの。これが意外に巨大。妻の顔色が変わる。昼間のバイキングを心から後悔し始めていた。地味に美味しかったのが横にあるしそ。とても良い香り。ここで出されるもので、「はあそうですか」と流せる品はひとつもない。

そしてドドメの黒毛和牛の蒸し物。これ、ふたり分だからね。しかもコースの中の一品だからね。
春菊がものすごくいい香り。牛がうまいのはそのままなんだが、とにかく肉と、豆腐を食べ尽くした段階でほぼギブアップ。屈辱。

滞在中、実は美味しかったのがご飯と味噌汁。そしてこれら香の物。
カリフラワーの梅酢漬けはヒットだった。

最後がシャーベット。僕らが満腹と戦っていて時間がかかりすぎたのかシャーベットは溶けていた。
唯一のミスといえばミス。しかし僕らにはコッチのほうが嬉しかった。
満腹の苦しい胃に、冷たすぎるものはこたえる。
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日田散策(1)

宿の車に乗って、豆田町まで、とお願いする。
駅を越えたあたりで、「ここが豆田の入り口です」と言われると思っていたら
ずいぶんと奥の方、カンバスが停車するあたりまで連れて行ってもらえてた。
帰りは、お好きなところで呼んでいただければどこでも15分ほどでお迎えにあがります。ですって。

豆田ロールは保存がきかない上にまるごと販売のみ。
泣く泣く諦めることにした。
薫長酒造で各種試飲。お酒はすっかり飲まなくなったのだけど、流石に醸造元で飲むとうまい。
意外に紗恵の反応がよく、いくらか買って帰ることにした。

言葉は、熊本弁に土佐弁が少し混ざったような、地理的にはそのまんまな感じ。
しかし張り紙は微妙に理解不能。


豆田町をずっと南下し、看板建築、奇妙な看板、古めかしいものたちなどを写真に収める。
妻は俄然活きいきとして撮りまくり、メモリカードが一杯になってしまった。

豆田町から隈町をかすって脱線しつつ、日田天領水の里エリアまで移動。
途中、道の工事から取り残されたと思しいガビーンな建物が数件あり、これがなかなかいい写真ではあったが、きっと載せてはいけないのだろうから割愛する。
これだけ歩いてようやく お腹が空いて来たので、銀の鈴という店で野菜中心のバイキング。
旅館では絶対に出ないたこ焼きや焼きそば、もやしの炒め物など、馴染みのわかりやすい料理が新鮮で、思わず食べ過ぎる。
これが徒となった。

この日の散策はこれで終了。早めに切り上げて、宿が経営している一般向け露天風呂へ行った。
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3日目朝食

今日は豆田町へ出かけます、と言いながら食事。


相変わらず朝から容赦ない物量。
でも美味しいので食べてしまう。この日は街中で昼を食べ、夜をいつもより遅く19時スタートと計画をしたのだが、この後大変な思いをすることになる。

小鹿田焼のカップ。
小鹿田焼は窯元が10軒しかなくて、そのためかもしれないが、窯元へ行っても全商品ラインナップが売られているわけではない。
麓の店によってもかなり品揃えが違う。
一部、個別の注文を請けているのではないかと思われるふしもあり。
このカップも、似たようなものはあったが、やはり見たことが無いもの。
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2010年4月13日火曜日

二日目の夕食

帰りの車内。とても寒かったことと昼を食べていないことを伝えると
すぐに「それではすぐに食事をご用意します」とのこと。
冷え切った身体をこたつで温めていたら、本当にすぐに夕飯の支度ができたと連絡があり。
掘りごたつ型の食事場に行くと、足元のホットカーペットが暖まっていた。素晴らしい対応に頭がさがる。
以下、その晩の食事。


妻はウニが嫌いだが、決して私に渡そうとしなかった。
「ここのウニなら食べられる」とは、妻の言葉。

山椒の香りがとても強い。百合根や穴子などを、少し意外な調理で。

ヤマメ。このあたりの名物であるらしいのだが、
そんなことより初めて食べた。うまい!

黒毛和牛のステーキ。

デザート。豆乳プリン。

器が凝ってる。
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