2010年7月18日日曜日

四畳半神話大系

この監督の絵柄には、変に欝なところがあって、演出とか色合いとか、非常に気になるし評価もしているのだけれど、ただ、暗いという点が残念。ケモノヅメとか、カイバとか。この暗さには、連続して作品に触れるのを拒否するオーラが漂っているので、四畳半神話大系も、観終わるのがずいぶんと遅くなった。ちなみにカイバは途中で断念したままとなっている。絵柄は松本大洋なんかと近いのに、この突き抜け感のなさ具合はどこから来るのだろうか。
で、四畳半神話大系はどうかというと、これはかなり良い。やりきった。この監督がやりきれなかったということは無いようにも思うけど、こいつはとくにやりきったという感触がある。最後の、エンディングから始まってオープニングで終わるといった部分や、「オヅ」の描き方など。素晴らしかったんじゃないかな。
それにしても、昨年のハルヒといい、こういった「終わらない日常の終わり」を描くアニメーションが多いのは、どうしたことだろうか。

0 件のコメント: