2010年8月28日土曜日

カラフル

これは妻の要望で見た。見終わった感想。「すみませんでした」。
そんな映画。中身は、予告編以上の内容は無いので
(以下の内容は多いが)、触れるまでもない。

アニメを見始めたきっかけは確かTV版の攻殻機動隊で、
その後カウボーイビバップ、サムライチャンプルーと、
「あれ、日本人っていつの間に大人になったの?」という興味から。

それからずいぶんとたくさんアニメを見続けているけれど、
アニメ映画がいつの間にかやたらと中途半端に子供向けになっているようだ。

「東京ゴットファーザーズ」「パプリカ」の今敏監督も死んだ。
もうちょっと真面目に考えたほうがいい気がする。

2010年8月23日月曜日

デュラララ

ブレインズベース。オープニングが「バッカーノ!」じゃないか!
と思ったら、同じ原作者でした。
同じ群像劇。同じように答えのない結末。
若干、場所を限定したのと、登場人物の年齢層を下げたのとで、
話が内向したけど。

でもやっぱり目くるめくドキドキ感はさすがとしか言いようがない。
どうしてこんなに外れがないのか、
不思議でならない。

ハナマル。

化物語

時間が経ってしまったので、熱が冷めてしまった。
作り手もそうなのだろうか。
最終二話は、映像のクオリティこそ高いものの、
内容にアツイものが見られなかった。

そして、この監督はやはり、物語の終わり方に問題があるように思う。
急に甘くなるというか。。。

セリフは原作に忠実だとも聞くが、これはどうなのだろうか。

最後の部分だけ原作と違うのだとすると、本当にがっかりだ。
原作に忠実なのだとすると、西尾維新にがっかりだ。

2010年8月7日土曜日

宇宙ショーへようこそ

妻の言。「苦痛だった。前に苦痛だった映画は、後に残ったけど(ナイスの森のこと)、これは何も残らない。全部が中途半端。いっそ子供向けにすればよかったのに。あんな薄っぺらい説教するくらいなら。アンパンマン見たほうがましだったんじゃないの?」
見る前から、たぶん、ダメだろうなという感触はあった。上映が始まってからの評判がほとんど入って来ない。良質であれば拡大される上映枠も拡大されない。そのくせ、そんなに短期間で上映終了とする映画館もない。
まあ、ダメだろうなと思って、それでもかみちゅの監督である以上、ダメだったのか、という事実を映画館で確認しなければ後悔するような気がした。
だから、見たこと自体に後悔は無い。だけど、どうだったら、成功できたのだろうか、とも思う。制作がブレインズベースではなかったところから、気になる。最近「デュラララ」を見ているが、やはりブレインズベースの仕事はすごい。

インセプション

現実とは何か。主観ではなく自分の存在以前に世界は存在するのか。存在する、と信じることで、かろうじて保てるものが正気と言われる現実感覚ではあるけれども、その寄る辺ない私の現実を繋ぐ物は、私だけが私の外に確実に存在してることを知っている私が身につけているある物質だけだ(それを他人に知られてはならない。)。。。この余りにも脆弱で、絶望にも似た認識。結局確実に存在する客体など、私には認識不可能なのだ、結局はグルグルと私に戻ってこざるを得ないのだ。という認識から、この物語は始まっている。
個々のモチーフは少女漫画のダークグリーンに似ている。(夢から共有する別世界へ移行するところや、夢と現実の境界があいまいなところ、「死ねば目覚める」というルールなど。)が、根底に流れる思想が異なる。あっちは素朴なエコだからね。にしても、少女漫画らしい内容ではある。知っていて作ったのだろうか。
派手なアクションと映像、技術のオンパレードで、僕は少し疲れた。必要なのだろうかと。しかし妻は大変楽しんだようなので、あれはあれで正解なのだろう。
ディカプリオが三浦友和に似た親父顔になってたのが発見だった。久しぶりに合格映画。