エコとか反戦とか言ってみたりするんだろうけど、単なる道具にしか見えない取り扱い。というか、考察の薄さ。
結局アメリカ人ってのは、未開人から現代人まで、直線的にしかモノの価値観を捉えられないんだよね、とか、汎神論とかアミニズムって、わかんないでしょ、とか(そういった意味では、アメリカで批判を受けているらしいけどこの映画は実にキリスト教的な映画だと思った)、狩猟民族のマッチョな考えって世界全体がみんなマッチョであって、それが生命の本質なのだ、なんて言っちゃうんだろうな、とか。
最後にどうしても思ってしまうのは、やっぱりナウシカはすごかったってこと。苦悩の深さが違いすぎる。
ああ、悪いケド、僕にとっては、同じ長さであればナイスの森の方がずっと良かったし、ワーストコンタクトの方が良かったし、反戦映画だったら、イングロリアスバスターズの方が断然上質だったと思う。以上。